環境に配慮されたホテル/宿泊施設とは、環境問題に向き合い負荷を軽減する取り組みや社会貢献の活動に力を注ぎ、地球環境と人にやさしい取り組みを積極的に行ってる宿泊施設です。
環境に配慮した取り組みには、エネルギーの節約・節水対策から、廃棄物の削減や地産地消の選択肢まで、幅広い取り組みが含まれます。
環境への影響を最小限に抑える取り組みをこれから紹介していきます。
環境汚染や気候変動などの環境問題が勢いを増す中、環境意識が高まり個人や団体の意識も大きく変わり始め、環境に配慮された製品への移行やサービスが高まってきています。
イベントサービスや会場、大型施設でのあらゆる分野を対象に更に持続可能を視野に入れる必要があり、その中でも観光業界での取り組みは影響は大きいと言われています。
使い捨てプラスティックのアメニティーを提供しない(廃棄物削減)
2022年4月から実施されてるプラスチック新法案の中に一部アメニティーを客室に備えがなく必要に応じて確認が必要だったり、有償化されたりと様々ですが、リサイクル可能だったり、たい肥化出来る容器、環境に配慮された材質への代替、個包装のアメニティー提供からバルクディスペンサーへの変更・予約時にアメニティー必要の有無を確認などプラスチックごみを削減する事が重要になります。
連泊客のリネンの交換・クリーニングを削減
ドライクリーニングに使用する石油系溶剤には、光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントが含まれており環境破壊や人的被害を起こすと言われています。
また連泊のお客様のリネン交換数を減らす事は、水資源・天然ガスの節約につながります。
水質減を守る為に、低流量の蛇口・シャワーヘッドへの切り替えや、清掃に使用する洗浄剤も化学薬品を含まないものへの切り替えも視野に入れる必要があるようです。
ペーパーレス化
チェックイン時に必要な書類提示や署名していた書類は紙やインクを削減するためにタブレット端末上で書類を提示しサインしてもらう流れへ変わってきてます。
宿泊者のデーター保存・管理も端末上で出来る為。利便性にも富んでいます。
バイキングでの食品ロスを削減
WWFによると、世界の食品の約3分の1が廃棄され、食品廃棄物は世界の温室効果ガス排出量の8~10%を占めると言われています。
バイキング形式ではお客様に十分満足頂く為に十分の量が作られる事が大半かと思いますが、一番ロスの多い朝食時のビュッフェには注文を受けてから作る事が効果的とされています。
スカンジナビア最大のホテルチェーンではバイキングのお皿を小さくした事で数回に分けて取り、食べ残しが減り20%のフードロスに成功したと言われています。
バイキング形式で注文が出来たり、その場で作ってくれるサービスは必要に応じて食べれ、できたてを食べれるので私は好きなサービスです。
ルームキー
現代のプラスチック製のキーカードには一部の材質に毒性の高いPVC(ポリ塩化ビニル)ベースのプラスチックで作られています。
多くのホテル会社で同様に耐久性のある環境にやさしい材質(紙、木材、バイオプラスチック)に移行しています。
プラスチックストローの廃止
海洋プラスチックの種類の割合を比較すると食品包装のゴミやペットボトルが上位を占める中、ストローも7番目に多く6%で大手飲食業会のプラスチックストローが廃止され材質を変更され始めていますが、ホテルでも廃止の動きが広まっています。
代替品で間伐材や紙から作られたストローなど様々です。
コーヒー豆や植物から作られたストローなどもあります。
批判的な意見やなぜプラスティックだけ?という意見も多いようですが、いずれ少なからず、その他の製品も削減対象になっていくかもわかりません。多くのホテルでは紙製の物が多いようです。
エネルギー・水の節約
エネルギー効果の高いLED電球への切り替え、部屋へのスマートサーモスタットの設置、客室内の照明をワンスイッチシステムにすることで電気をつけたままにする事を防ぎます。
帝国ホテルではLED導入拡大、空調設備の運転コントロール、従業員のパソコンの省エネ設定などの取り組みにより、エネルギー使用量を削減し、削減義務・目標値を達成されています。
https://www.imperialhotel.co.jp/j/company/csr/environment/
ソーラーパネル
エネルギー効率の高い冷暖房システムが含まれます。
節水の為、バスルームやキッチン近くに小さな看板やメモを置いて、節水を水の消費量に注意してください。歯を磨いたり、手を石鹸で洗ったりするときに蛇口をオフにすることで、どれだけの水を節約できるかを人々に思い出させます。また、シャワーを短くするように促すこともできます。
再利用する
施設内の食器やプラスティック容器・ストローやテイクアウト容器・カトラリーを再利用できる材質に切り替えています。タオル、トイレットペーパー、フェイシャルティッシュなどバイオベースのクリーニング製品を使用する必要があります。
石油化学クリーナーや塩素クリーナーなどの非グリーン有毒な洗濯洗剤や洗浄洗剤は避ける必要があります。
サスティナブルな地産地消
食品、トイレタリー、リネン、装飾品などは全て地元で調達できるため、二酸化炭素排出量を削減出来る(輸送コストと燃料使用量の削減)だけでなく、輸送に必要な包装廃棄物の削減にも繋がります。
また環境に優しく持続可能な地元の企業、職人、農家、生産者と相互扶助の関係を築けます。
経済効果をもたらすだけでなく、生産者と消費者の繋がりから活気あふれる地域交流がうまれ、観光客誘致へと発展していきます。
持続可能で環境に配慮された宿泊施設とは?
2015年の国連サミットで採択された”持続可能な開発目標”(SDGS)で2030年までにより良い世界を目指す国際目標に観光業は大きな役割を担ってます。
これをきっかけに、観光業界にサスティナブルなホテルに対する意識が高まりましたが、消費者も環境にやさしい設備の必要性を求めています。
宿泊予約サイトのBooking.com
Booking.com | 公式 | 人気のホテル・フライト・レンタカー・宿
が32の国と地域でおよそ3万人の調査を行ったところ、旅行者の71%は持続可能な旅行が重要とし、およそ半分(42%)が気候変動のニュースが持続可能な旅行の選択に影響したとの結果を発表しました。今後益々、環境に配慮された宿泊施設の利用が高まっていくと思われます。
またTripadvisorでは環境に優しい施設の活動が表示されています。
エコ ホテル: トリップアドバイザーのエコリーダー プログラム (tripadvisor.jp)
環境に配慮された素材や製造方法を用い 作られた歯ブラシやヘアブラシ。
素材には竹・たい肥化出来る植物由来のサトウキビやトウモロコシの繊維から作られたものや再利用できるバイオマスを使用した製品。
使い捨てではなく繰り返し使用出来たり、たい肥化・リサイクルする事で、廃棄物を削減出来ます。また無毒性の材質を使用する事で健康被害から守ります。
オーガニックの竹を使用した自然素材のアメニティー
環境配慮型のパッケージに個包装されています。
さいごに
環境への意識が高まり、SDGsに取り組むホテルが増えています。
-
私たちは、地球・環境にやさしい製品を取り扱っています。
ホテルアメニティも全国各地で導入中!!
OEM/パッケージや製品へのロゴ入れ追加料金無し。
デザインや納品までにかかる手間は全て弊社にお任せください。
サンプル・カタログ無料請求
(公式サイト) https://www.econawa.com/
(アメニティサイト) https://econawa-amenity.com/
コメント